SevenPlumBar(7PlumBar)

カタカナでマーサ(となりの芝生)

DELL2407WFPbが…

 先日、居間のSkype用のパソコン(PowerMacG4cubeの中身をwin化した力作)のDELL製モニタが、「プチッ…」というかわいい音をたてて真っ暗になりました…

何とか修理できないものかと、ネットで情報を探していたら、ケースの開け方が判明したので、ばらしてみました

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こいつが電源基板で、中央のデカいコンデンサに140V の電圧はかかっているのですが、インバータ基板へつながっているコネクタに電圧が出ていなかったので、基板の裏側を見てみたら、IC651の背中に穴が開いていました…

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基板の裏側(IC651を取り外した後)

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取り外したIC651を拡大したところ(例の「プチッ…」の跡が見える)

ICの型番が見にくいのですが、かすかに見える「ST」のロゴと「L65〇1D」の文字と

と周りの回路から「L6561D」と判明

「力率改善用」のICらしく、この基板では、ACを整流した後に、平滑コンデンサを含めた負荷に流れ込む突入電流を制限したり、過電圧を抑制したりする目的で使用されているようです(短い時間にたくさん流れ込む電流を、理想的には電圧波形と同様な(全波整流波形)尖頭値の低い電流波形にする・・・力率が上がる、ということらしい)

特に、今回のような冷陰極管のインバータとか、スイッチング電源などの負荷に対する保護回路的な使われ方が多いようです

コンデンサに140V がかかっているのに出力は出ていないのは不思議だったのですが、まずはこのICを入手してつけてみることにしました

ということで、ICを入手して交換したが、「バチッ!!」と激しい音がしてこのICの7ピンが無くなりました…

前回の壊れたICもよく見ると7ピンの近くに穴が開いている…

このピンはスイッチング用のFETのゲートのドライブをしているので、そのFET(一番上の写真の右下のヒートシンクについているやつ)を外してテスタで当たると、ほぼ全ピンがショート…ということで次はこのFETを交換することにする(2/20)

FETをもらってきたので交換してみたら、コンデンサの端子電圧が120V位になっていて「たぶん尖頭値電圧とかが下がったのかな?」という感じにはなったのですが二次側出力は出てこない…ので、回路を拾うことにします…(長い道のりになりそう)

 

その後、部屋の整理をして、古いパソコンを廃棄したので、このモニタも壊れたまま捨ててしまった…(ゴメンよ~)