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STM32メモ
- STM32L073 LCD駆動部の電源供給(毎回忘れる)
外部から供給する方法と、内部のDC-DCコンバータで生成する方法がある
外部供給時は、VLCDピン(ⅬQFP48パッケージでは1ピン)に、駆動用電圧
(波形の最大電圧:図の 3/3V)を接続する(VDD=3.3Vと2.2μFのコンデンサ)
内部供給のときは、このVLCDピンには、コンデンサのみを接続し、VDDは接続しない(DC-DCコンバータの出力なので)
ところが、「CubeMX」で出力されるピン配置には、VLCDという名前は出てこなくて、VLCDのピンもほかの電源ピンと同じで「VDD」という名前になっている
そのままVDDを接続してしまうと、LCDの制御レジスタ設定で内部供給を設定した時(CR.VSEL=0)に、SR.RDYが”1”になってくれない - STM32L073 LCDの表示品質
表示は出るけどコントラストが低く、FSR.CCをいじってコントラストを上げてやると、今度は非点灯セグメントがうっすらと点灯してしまったり、同じセグメントの、他の桁が薄くなったりする(この時のCOMの波形は上図のようなきれいな階段波形ではなく、肩がなめたような波形になっている)
これはLCDドライバの駆動能力が低い(出力インピーダンスが高い)状態なので
FCR.HDを”1”にしてやるとくっきりしたきれいな表示になる - ありがちなトラブル
ST-LINKとかのエミュレータでデバッグするときに
SystemClock_Config();
で帰ってこなくなる時がちょいちょいあるが
たいていの場合、「プロジェクト→オプション→デバッガ」の中の「設定」タブの「ドライバ(D)」が勝手に「シミュレータ」になっている
たまに本当に選択したクロックソースが来ていないこともあるけど…